YAKSAは、日本テレネットのスタッフが設立したウルフチームから発売された最初の作品です。
まずディスク版が発売され、数ヶ月後にROM版が発売されました。
戦国時代の日本が舞台で、主人公の最空と伊織を交代しながら進めるアクションゲームです。
他機種からMSXに移植された際に、ステージが大幅に減ってしまいました。
色々と欠けて移植されるのはMSXの他のゲームでもよくありますが、YAKSAについては余計な要素を省いた良移植という評価もあります。
なお、YAKSAはMSX2+とturboRでは途中でフリーズして正常動作しませんので、MSX2を用意する必要があります。
パッケージ
ROM版とDisk版はパッケージが違います。
Disk版は他機種版と同じくコンパクトです。
ROM版はMSX用の他のゲームでもよく使われるパッケージです。
オープニングデモ
Disk版は、物語の冒頭を紹介するオープニングデモがあり,それが終わるとタイトル画面になります。
夕日を背に主人公が歩くシーンはとても美しいです。
しかし、ROM版はオープニングは無く、タイトル画面だけです。
ゲームのセーブとロード
ゲームの途中経過を保存する際は、ROM版はテープレコーダか、PanaAmusementCartridgeを用意する必要があります。
Disk版は、ゲームディスクに直接保存します。
また、Disk版は、ゲームを開始する時や、ステージが変わる際にディスクを長い間読み込みます。
音楽
音楽はPSG で演奏されます。ROM版とDisk版では音楽が違うステージがあります。
また、Disk版はアイテムを取ると効果音が鳴りますが、ROM版はありません。
敵との戦闘
ROM版とDisk版では、敵の動きが少し違います。
ROM版は、次から次へと敵が出現するので大変ですが、例えは画像の場所に立って攻撃し続けるだけで、敵を自動で倒すことが出来、楽にレベルアップをする事が出来ます。
Disk版は敵の出現が少なめなので、広いマップを探険するのが楽です。
水の中
水の中を探索する際、ROM版は特に制限はありませんが、Disk版は水の中にいると体力が減り続けてしまい、0になると死んでしまいます。
なお、他機種版では、Disk版と同じく水の中では体力が減ります。
レベルアップ
ROM版とDisk版ではレベルアップに必要な経験値が大幅に違います。
例えば、レベル0から1に成長する場合、ROM版は200程度でレベルが上がりますが、Disk版は50000も必要です。画像はディスク版ですが、経験値が2060なのにレベルが0です。
中ボスを倒す事により大量に経験値を得ることが出来ますので、Disk版は中ボスを倒すのがレベル上げの手段となっています。
ROM版では、あらかじめ敵をたくさん倒してレベルを上げ、中ボスに挑むという戦法が使えますが、Disk版では低いレベルのまま中ボスに挑む事になります。
武器について
ストーリーを進めると、新しい強力な武器を入手出来ます。
ROM版では武器の使用に制限はありませんが、Disk版の伊織は武器を使う事により体力が減ります。
Disk版では、武器を使っても体力が減らない最空を主に使用する事になるでしょう。
ストーリー進行上、伊織を使わないといけないシーンでは不要な戦いは避けないといけません。
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